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水素水 元素記号 化学式 [学問]

ネットを調べていたら、水素水の元素記号が判明したとのことで、面白い画像を見つけました。

少しまじめに化学の視点からみてみます。

アンチエイジングや健康に良いとされている水素水ですが、実際に効果があるのかも考えてみます。



水素水の元素記号が判明


水素水の元素記号が判明したというツイートが話題になっています。

もはや水では無いとのこと。

ツイートに貼られている画像には、水素水のパックが映っています。

これの何が話題になっているかというと、水素水の文字の下に書かれている、「H14O」の表記です。


このツイートには突っ込みどころが2つあります。

まず1つ目、水素水は元素ではないので、「H14O」は元素記号ではない。
水素水を構成する、水素と酸素、こちらは元素なのでそれぞれ元素記号「H」と「O」で表されます。
その元素記号が組み合わさって出来ている「H14O」は元素記号ではなく、正確には化学式と言います。

2つ目は、実際には水素水の化学式など存在しないということ。
水素水とは「水(H2O)に水素(H2)をいっぱい入れました」というものです。
水(H2O)に食塩(NaCl)をとかしても、水分子と食塩分子が反応して新しい分子が生まれることはありませんね。
それと同じで、水素水は正確には「H2O」に「H2」が解けているものが正しいです。

実際に水素原子14個と酸素原子1個で分子構成されていれば、化学式が変わってしまっているので、確かに「もはや水ではない」です。
「H14O」というのは「この水めっちゃ水素入ってますよ!」というキャッチコピーだと思いますが、まじめに化学で考えると少し面白いですね。


水素水の効果は?

ある!とも、ない!とも言い切れません。

科学的根拠、医学的根拠、薬事法に基づく表記など、いろいろ調べてみましたが、市販の水素水で効果があるのかは、疑問が残りました。

ただ、効果があると信じて使用すれば、少なくともプラシーボ効果はあるでしょう。
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